昭和36年10月12日、宮崎県高千穂神社で撮影されたものとのデータがある。
二重写しではないかと思うほど鮮明に老女の上半身が写っている。
だが二重写しではない証拠に、老女以外に二重になって写っているものがないのである
(本当の二重写しであれば、老女を撮った時の背景の一部がどこかに現れてしかるべきである)。
一般に幽霊の装束といえば“白い経帷子”が定番なのだが、
実際の心霊写真ではそういう姿で現れるのはほとんどない。
この写真が非常に珍しいのは、その“経帷子”と思われるものを着た霊が写真に写ったという点であろう。
(中岡氏の説明によると、この着物は“巫女装束”とされている。
いずれにせよ、宗教的な意味合いを持つ“白い着物”である)
多分この神社と何らかの縁のある霊であると思われる。
神社の場合、浮遊している霊がその聖域に入り込む可能性はあまりないと考えられるからである。
ただし、ここに写っている人とどのような関係があったかについてはよく分からない。
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