小学校の遠足でのスナップである。
データとしては湖上の遊覧船で引率の教師が撮影したものであるという。
遊覧船の構造を考えると窓の外に人が立てる場所はほとんどなく、
仮にあったとしても女性はもっと接近して写り込んでいるはずである
(あるいは相当大きな遊覧船であれば余裕があるかも知れないが、
今度は高さ的にこの位置に立てる可能性がほとんどない状態だろう)。
前に写っている生徒の大きさを考慮すると、女性は船外の湖面上に立っていることになるはずである。
窓の桟によって目隠しされた状態で撮られているが、
これは偶然ではなく、霊の意図的な作用によるものと考えるべきである。
霊によっては個人の選別が最も可能な“目”の部分が鮮明にならないようにする傾向があるからである
(霊目撃のケースで「どうしても顔を思い出すことができない」という話が多くあるが、
これは霊の目の部分が見えなかったためであると解釈してよいだろう)。
そのような意図的な作用が行われていると考えられる以上、
これはこの湖で亡くなった者の霊であると判断できると思う。
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