昭和50年8月2日、新潟県の石地海岸で撮られた写真である。
水着姿の女性の全身を撮ったスナップなのだが、彼女の頭上に包丁としか見えないものが突き刺さっている。
残念ながらごく一部だけが見えているので(柄の部分は写真の枠からはみ出ている)
どれだけの大きさのものか正確にはわからないが、
このような浜辺ではそうお目にかかれない種類の包丁であることは確かである。
また、実際にこのような包丁が宙を舞っていれば、大騒ぎとなっているだろう。
いずれにせよ、写真が撮られた瞬間にはこのようなものがなかったとしか考えようがない。
実際カラー写真で見ると、この頭に突き刺さったようになっている物体がまぎれもなく包丁であることがわかる。
では果たしてこれは心霊写真と見なされてもよいものなのだろうか。
結論から言えば、霊とは人間の形状を取るばかりではないということである。
視覚的に器物が写っていても、そこに心霊的な要素があれば、やはり心霊写真であると考えるべきである
(心霊科学の世界では、魂を持たない物体が霊のように出現する事実に対して困惑気味なのであるが)。
ただし、この写真に関しては、この包丁が意味する内容、被写体との関係を解明することは不可能である。
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