大阪の地下街で撮られた写真である。
風景の奥に大きな噴水があることから、ここが当時“虹の街”と呼ばれていた地下街であることがわかる
(現在は“難波walk”と呼ばれている)。撮られた場所が非常に特定しやすい珍しい写真である。
この地下街の大噴水を撮ったところ、写真の右半分がもやがかかり、
その中に目・鼻・口らしき凹凸が浮かび上がっている。
さらに頭部に当たるところは影ができて、髪の毛があるように見える。
まさに巨大な顔がエクトプラズムによって半物質化して現れた瞬間である。
エクトプラズム写真としてはかなり鮮明なものであると言えるだろう。
しかし一番重要なのは、この写真が【地下街】で撮られたという事実である。
否定派の多くはエクトプラズムはただの煙であり、顔が写るのは光の加減であると主張する。
室内あるいは野外であれば様々な煙が立ちこめる可能性は大いにある。
だが、地下街はその性格上、絶対に煙が充満することはない(充満する=事故・火災なのであるから)。
また白いもやが露光によるものとする説もあるが、地下街ではあり得ないことである。
この写真は“地下街で撮られた”ところにその最大の価値を見出すことができるのである。
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