非常に衝撃的な写真である。ここに写っている男性は毎日放送
(中岡氏が心霊写真コーナーを持っていた番組の放送元)の役員である木村氏である。
この木村氏が番組のために提供した写真である。
放送当時より十数年前に某所での宴会で撮られたものであるという。
背後の虚空から腕が伸ばされ、木村氏の胸元へすっぽりと吸い込まれるように突っ込まれている。
いくら宴会の席でもこれだけのおふざけは出来ないだろうし、写真に収まった人々の様子から、
木村氏の背後に人がいるようには思えない。
しかも冬場のスナップにもかかわらず(全員が丹前を着込んでいる)、
伸ばされた腕の持ち主は半袖の薄物を着ているのである。
まさしく場違いなものが写り込んでいるのである。
また写真が白黒であるために、あたかも襖が少し開けられ、
襖の奥から腕をねじ込んできたようにも見えるが、実はその部分は“柱”なのである
(写真全体を見ると、梁と組み合わされていることが明瞭である)。
つまり、この腕の持ち主が腕の部分だけ出して、他の部分を隠しきれる場所はないのである。
最後になるが、木村氏はこの写真が撮られてから数年後に、胸の病気で生死の境をさまよったという。
あるいはこの写真はそれを警告する何かだったのかも知れない。
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