恨みの芸者



某宴会場で撮られた写真であるが、この写真については二重写真であることを否定するために、 その前後に撮られた写真も公開されている。 常識的に考えても、これだけのアップの写真を意図的に撮るのはおかしいだろう。 それにしてもあまりにも鮮やかすぎるぐらいの顔である。

目の状態から生霊の可能性も捨てきれないが、 やはりこれは相当な怨みを持った霊であると判断したいところである。 こういう白目と黒目がはっきりした霊は意志強固であり、 しかもその意志の方向は間違いなく“怨恨”である。 激しい怨みの気持ちが眼光鋭い眼差しを生み出すのである。

この霊が死霊であると判断した一番の根拠は、その霊の色である。 カラー写真で見れば、この霊が緑色をしているのがわかる (すぐそばの男性は全く緑がかっていないので、カメラ全体の色調でないことは明瞭である)。 赤色が激しい怒りや怨みを示す色であるのは有名であるが、 緑色もそれに比するほどの激しい怨恨を示す色である。 しかも生霊であれば、このような生身の人間と違う色調を示すことは稀である (特にこのような完全に物質化した場合は)。 この霊は何かに対する怨みを抱き、この場に現れたと言えるだろう。





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