白日の下に



実はこの写真は墓地で撮られたものであり、3人の若い僧侶がおちゃらけた格好で写っている (一人はなんとお墓に腰掛けてピースサインをしている)。 こんな状況の中で撮られたものであるが、言うまでもなく囲み部分の影の主は写真に写っていない。 というよりも、影の主はこの場に見えていなかったのである (その黒いものが影であるか否かの判断であるが、左の人物の影の大きさと向きを考えれば、 容易にそれが影であることがわかるだろう)。

怪談話で幽霊の正体を見破る場面として“鏡に姿が映らなかった”とか “日中にもかかわらず影が現れなかった”が最もポピュラーとされている。 しかし現実の体験談を見ると、結構その逆のパターンもあることがわかる。 この写真は【幽霊の影が写った】という決定的証拠の一つである。 解説によると、このような“影”は無縁仏のある墓地でよくある現象だということである。 ただし霊の影が写し出された写真というのは、はっきり言ってこれ以外に記憶がない。 相当珍しい写真である。

最後に、これがどうしても実在する人間の影であると主張する人たちに一言。 この影は、首から上の部分が欠けています。



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