鏡五郎という歌手がいる。現役の歌手である。
彼がまだデビュー前の修行中の身である時に写されたスナップ写真である。
見事なぐらい鮮やかに少女の顔が写し出されている。
しかも、彼自身の右足もほとんど消えかかった状態になっている。
解説によるとこの少女の霊は憑依霊であり、鏡氏自身もこの写真が撮られて以降、
あまり良くないことが起こっているとされている。
この霊はカラー写真で見て取れるように、黒目の部分がほとんどだが、
白目の部分もあるのが確認できる。かなりきつい意志を持った霊であると考えられる
(だが写っているのが片目だけというところがもうひとつ激しい念を持っていないように感じるところである)。
生霊の可能性もあるが、いずれの判断にしても鏡氏に憑いているものと見るべきだろう。
この霊がその後の鏡氏の歌手人生にどれだけの影響を与えたかということについてだが、それは分からない。
たとえ憑依されていたとしても、生身の人間として正しく生きる方向性があれば、多少のことは大丈夫であると思う。
憑かれていること自体を気にするようになった方が、駄目なのである。
要は、よほどの因縁がない限り、心持ち一つで何とでもなるのが人間なのである
(実は足が消えている現象は先祖霊による警告の場合が多い。多分先祖は憑依霊の攻撃に対する防備をおこなっているのである)。
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