ガウンを着た人



1989年2月18日午後9時頃、自宅で写された3枚連続写真の1枚に浮かび出た怪しいものである。 掲載されている本には2枚の写真が比較できるように並べられているが、 全く同じ構図で、1枚には怪しげなもやがあり、もう1枚にはそのようなものが全く写っていない。 このもやはエクトプラズムであり、そのわずかな時間の中で不意に現れ、また消えてしまうことがわかる。

さらにこの写真の貴重なところは、エクトプラズムが物質化する瞬間を捉えたものであるという点である。 一瞬でガウン状の衣服であることがわかるほどの明瞭さであり、 ここまではっきりと物質化しているケースはあまり記憶にない (完全に物質化、つまり生身とほぼ同じ状態にまでなれば、実例は多くなる)。 ちなみにガウンの紐が垂れ下がっているように見える箇所があるが、これは奥の部屋の備品である。 さすがにここまでおしゃれには出来ないようである。



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