どちらが本当の被写体かわからないような写真であるが、目線の入った方が生身の人間である
(どうやらカメラを斜めにして被写体を撮ったようである)。
霊の方が角度的に真っ直ぐ写ってしまっているわけである。
二重写しではないかと思われるほど鮮明な姿であるが、この人物は数年前に亡くなっているのである。
この“動かぬ証拠”のために心霊写真であると断定されている
(ただし、調査内容は書かれていないので100%信用できる訳ではない)。
この写真のように、霊の方が際立って構図の中心となっているケースが時々ある。
こういう場合「霊に呼ばれた」としか表現しようがないのだが、
生身の人間が自分の気まぐれと思って行動しているつもりが、
実際は霊的な意味を多分に含んでいることがある。
“虫の知らせ”や“偶然の一致”は、もしかするとそのような現象の一種と見なせるかもしれない。
ともあれ、ここに写し出された霊は、この被写体と何らかの縁があって現れたものであると判断する。
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