ある冬の光景



能登半島の某観光名所で撮られた写真である。 特に何の指摘もなければ見過ごすかもしれないが、道路のつけられた足跡をよく見て欲しい。 前を歩いている女性がつけた足跡のように見えるが、どう見てもこれは“裸足の足跡”である。 写っている人物を見ればわかるが、写された時期は冬であり、 裸足で歩いている人がいるというのは不自然極まりない。 しかも道路が完全に乾いているにもかかわらず、 この濡れた足跡は一歩ずつ足を濡らしながら歩いたかのように鮮明につけられている。 尋常では考えられない足跡なのである。

「幽霊には足がない」と思っている人も多いかもしれないが、 それは絵画的効果を狙った人為的なイメージであり、実際にはないということはない。 心霊写真でもはっきりと足が写っているものも多くあり、中には逆に足だけが写っているというものもある。 しかし明確に「これが幽霊の足跡である」と断言できるものは、この写真だけであると思う。 その意味では非常に貴重な心霊写真である。



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