紅葉の内掛



宴会場に現れた浮遊霊である。右上の部分がまだ完全に物質化していない (エクトプラズム状である。この部分があるために却ってこれが通常の物体でないことがわかる) が、他の部分については完全な状態で写っている。 しかもこの写真で最も貴重なものは、着物(?)の柄が鮮明に写っている部分であろう。 紅葉柄がはっきりと見えており、物質化が単なる形状だけではなく、 色相まで正確に再現しようとしているのがわかる。 しかもその柄であるが、まだ物質化が完全でない右上部分では紅葉の形も色相も不鮮明であると言えるが、 物質化が完全な左中央部分(右下部分のように背景が透けているのも、やはり半物質化の段階である) は紅葉の色や形の鮮やかであることがわかる。 物質化のプロセスを探る上でも、この写真は非常に意義のあるものだと言えるだろう。



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