“不思議な写真”と呼ばれるものも数多く出ているが、
この写真はその種の中でもひときわ珍妙な部類に入るはずである。
日光の旅館で撮られたスナップであるが、見事な尾頭付きの鯛が二重写しのように写っている。
海辺の旅館であれば水揚げされたばかりの魚が二重写しで撮られたという可能性も否定しきれないが、
日光という地理的条件を考えると、二重写しの可能性はほとんどないと見ていいだろう。
しかもよく見ると、鯛の頭の部分がぶれたように二重に写っているのがわかる
(目玉が縦に2つ付いているのが見える)。
つまりこの写真が人為的なものであれば、三重写しということになるのである。
まさか魚の霊体写真ということはあり得ないので、
これはある者の念が暗示として写し出されたものであると考えた方がいいだろう。
鑑定によると、鯛の目玉が2つ並んでいることから家族の不幸の暗示であるとしているが、
それについての真偽のほどはよく分からない。
何者か(多分先祖霊の可能性が高い)の意図が鯛という形で現れたのだというのだけは
確かなことであると思う。
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