昭和56年に撮られた写真。
先祖の墓の前で撮ったものだが、墓石に重なるように2つのオレンジ色の光が写っている。
よく見ると、この2つの光がぼんぼり飾りの燭台であることがわかる。
そして墓石部分に何かが光って写っているのもわかるが、それが仏壇であることも何とか確認できるだろう。
つまり墓石に二重写しのようにして仏壇が写り込んでいるのである。
この写真が仏事で親戚が集まった時に撮られたものであるのは、想像に難くない。
それ故、この墓の前で写した写真の直前に、家の仏壇を撮った可能性は否定できない。
要するに二重写しの可能性は完全に否定できない。というよりも、可能性の方が高いような気がする。
だが、仏壇と墓石が見事に重なったということ自体が、この写真の非常に不思議なところである。
よく霊能者が「何かの力によってそのような写真を撮らされた」と言う状況に近いものである
(この文言はある種非常に便利なのであるが)。
霊そのものが出現するのも心霊写真であるが、
明らかに何かの暗示がなされていると考えられる写真も心霊写真であると判断すべきであろう。
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