昭和55年7月、長野県王滝村にある木曽御嶽山の清滝で撮られたものである。
被写体のメンバーは御嶽信仰の信者であり、清滝に打たれる修行をおこなった際に撮っている。
右上に滝修行をおこなう際の白装束を身につけた人物が鮮明に写っている。
ところがその場にはメンバー以外の人物は誰もおらず、しかも真っ黒に塗りつぶされた背景は、
実は滝が写っているはずだったのである。
つまりこの写真はいるはずのない人物が写っているのと同時に、
あるはずの滝だけが消えてしまっているのである。
人物だけが写っていて、あとの背景が全て写らないというような現象は、
多分光学的な説明では解説出来ないだろう。
当然のことながら、この滝周辺は修行の場として浄域であると考えてよい。
そして謎の人物が修行のための装束を着ているということから、
多分この霊はかなり徳の高い霊であると考えられる。
むしろ神に近いと考えても差し支えないだろう。
このような半ば神格化した霊というものはなかなかその姿を現すことがないという。
その意味でもこの写真は珍しいものである。
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