待っている人々



こけた頬をした男性の姿が青白く鮮明に写し出されている。 これだけを見れば、二重写しの可能性も考えられるかもしれない。 しかし、右側にももうひとつの顔が写り込んでいるのである。 それはまだ物質化していないエクトプラズム状の顔であり、 これを二重写しによる人の顔とみなすことは無理があるだろう。 また、このエクトプラズムを屋外の煙とするには、あまりにも天候がよすぎる。 二つの霊体が完全に物質化する直前の様子を捉えたものであると言えるだろう。



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