女性の右にあるのは、明らかに“眼”である。
眼鏡を掛けているようにも見えるし、
眼鏡のふちと思われるものが目の輪郭部分になっているようにも見える。
しかも地色が赤色であり、かなりきつい力を感じる。
“邪視”という言葉が非常に似つかわしい雰囲気である
(邪視とは視線を向けることによって相手に呪いを掛けるという、
ヨーロッパ世界ではかなり恐れられている心霊的カテゴリーである)。
大概の心霊写真は、目の部分がかなり不鮮明になっている。
だが、逆に目の部分だけが鮮明に写っている、あるいは目だけが写っているという写真もいくつか見られる。
これら目が異常に鮮明な写真の場合、鑑定では必ずと言っていいほど“動物霊”という提示になる。
特に【蛇】。人間のような姿形を見せていても、目がしっかりと写り込んでいる霊体は“動物霊”とみなされる。
この写真の場合も鑑定は“動物霊”であった。典型的な“動物霊”写真であると思う。
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