誰がどう見ても女性の後ろ姿である。
しかし、そのサイズがどう見ても不釣り合いである。
手前にある黒い物体は人間の頭であり、その前にある立て札も、
そしてその奥にある仏像の台座もきちんとした尺度で写されている。
しかし、その女性の後ろ姿だけが異常に小さいのである。
というよりもこのような場所に人間が写り込むはずがないのである
(ここまで鮮明であれば、合成の可能性も捨てきれないが、
写真そのもののピンぼけ具合が同じであるので、よほどのトリックがなければ作れないと思う)。
死んだ直後の人の霊が菩提寺である寺院を訪れるという話がよくある。
また四十九日を迎える霊が同じような形で訪れる話もある。
寺院は浄域であると共に、これから成仏する霊のための供養の場である。
だからこれから成仏する霊が現れる可能性は高い(多分他の場所以上によく見られると言ってもいい)。
ここに写された霊もまさに成仏間近の霊であると判断できるだろう。
もしかすると、今まさに成仏しようとしている瞬間である可能性もある。
本尊である仏像の方へ歩み寄る姿を見れば、誰もが納得のいく解釈であると思う。
非常に貴重な心霊写真である。
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