この写真はある意味紙一重の危うさを持つものであると言える。
とある駅の構内で撮られたものであるが、右端の線路上を半ズボン姿の子供が歩いているのがしっかりと写っている。
だがそのあまりにも劇的な瞬間であるため、そして構図的に不自然な位置から撮られたように見えるため
(場所的にはプラットホームから外れた所としか言いようがない。
このような場所から撮るには一般の者では無理があるようにも感じられるし、
またある種の意図的な構図を感じさせる)、疑問を感じざるを得ないところもある。
それでも、合成の可能性を徹底して否定できるだけの証拠もない。
この写真は連続写真の2枚目であり、
前の写真では左にいる二人の人物がもっとホームの後方に立っている
(連続写真から電車は停車した直後であることがわかる)。
歩くスピードを考慮すると約数秒。実際に子供がホームから下りて横断することはほとんど無理がある。
そしてよく見ると、レール上に子供の影らしきものが映っている。
ホームにある蛍光灯による陰影は2枚とも同じなのだが、その影らしきものは前の写真には全くなかったものである。
つまりよほど巧妙な合成をしない限り、このような写真はできないと判断すべきである。
浮遊霊と言うよりも、この場所で事故で亡くなった子供の霊という感じがする。
いずれにせよ、衝撃的な写真である。
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